初台のICC(NTTインターコミュニケーションセンター)に行ってきた。
ウェブのことを考えるのにはウェブ以外のリアル世界に触れる必要があるなぁというハシカが続いていて、その行動シリーズとして(ICCがリアルかどうかといえば、どちらかといえばウェブ側だとは思うけど)。
ここ来るのって4、5回めぐらいだと思うが、入口で「無料」と聞いて毎回驚いている気がする。今回もちょっとびっくり。大日本印刷の野心的なLouvre - DNP Museum Labといい、いいよなぁこういうメセナ活動(死語?)。
終了まぎわだった夏休みのお子様向け企画、
君の体を変換してみよ展
http://www.ntticc.or.jp/Exhibition/2008/Kidsprogram2008/index2_j.html
はなかなか…と言いたかったけど、少し物足りなかった。
「伸びる腕」や「翔べ!小さな自分」のような拡張現実っぽいものは、やがてそれが下敷きにしている考え方が技術によってどんどん世の中に出てくるんだろうし、そうすると人間観みたいなものも変わってきそうだなぁ。
RFIDタグを付けて迷路の中を歩き回り、自分が目標の数字を出すエージェントになるという「計算の庭」。迷路の中を無邪気に歩いている人たちを見て、ちょっと変な気分もした。
これ先進技術のデモかもしれないが、強制的に“ライフログ”を刻まれるディストピアのデモ?
RFIDに強烈に反対する人、たとえばリチャード・ストールマンのような人はこのアートを見てどう思うだろう。
この「変換してみよ展」の影響で、常設展(?)の方でもお子様軍団がやたら奇声をあげながら走り回っていた。
そんな中いちばん面白くて、ずーっと見入っていたのがこのインスタレーション。
ICC ONLINE | オープン・スペース 2008 | 展示作品
多田ひと美《全的に歪な行且 -第二-》(ぜんてきにいびつなこうかつ だいに)
http://www.ntticc.or.jp/Exhibition/2008/Openspace2008/Works/emergencies009_j.html
//ICCはHTMLのTITLEタグに作品名を入れてほしいなぁ。
ウェブでいえば要はこれはマッシュアップで、それも初期に作られたわりとダメなものに近いと思う。
が、作った人の意図はわからないけど、Wiiのニュースで子どもたちがWiiの箱持って記念撮影している写真が出たり、どっかの決算のニュースでベンチャー企業の勇ましい業績見込みpptが出たり、国防のニュースで自衛隊ルックの萌え絵が出たり、もっとメチャクチャな組み合わせが沢山あったりと、ともかくシュールで笑ってしまった。
で、なんでこれで笑えるんだろうと考えた。PCのモニタで観ても笑えないけど、初台なんて洗練された場所にあるメディア・アートのスペースで天井から足元までの大きなモニタでやられると「ぶっ」と吹き出してしまうよなぁ。やっぱプレゼンテーション、重要か。
このあと木場のMOT(東京都現代美術館)に「パラレル・ワールド もうひとつの世界」というのを観に行った。
隣の「スタジオジブリ・レイアウト展」には予想通りものすごく沢山の人がいて、こっちや常設展はガラガラ。いっつもそうだよな、ここ。
島袋道浩さんという人のメチャクチャなあれこれや、荒神明香さんという人の「Cracker Drawing」という作品とか、いろいろ「おぉ」と思うものがあった。
終わり。
気になる。
今週半ばに目にして以来、どうも忘れられないニュース。
中国の少年2人「健康を返して」 毒ガス被害で会見
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20080826STXKB032125082008.html
中国の民間人が日本に来て訴訟を起こすなんて大がかりなことだから、政治的背景もあるのかもしれず、もちろん日本の戦後の賠償責任はもう果たしたということもわかっているが、それでも、気になるものは気になる。
どんな場合を想定しても、少年たちの胸中や、これから歩む人生がやはり気になる。
今回の知床ウトロで一番うまかったもの、それは民宿兼喫茶店「ボンズホーム」で食べた「栗じゃが芋のプリン」。
このお店、ウェブを見るとわかる通り、
ボンズホーム じゃが芋料理の店
http://www9.ocn.ne.jp/~bonshome/cook.html
結構饒舌にウンチクを語るタイプで、こういうお店は「おいしい」という評価を得るためのハードルも自ずと上がってしまうものだと思うけど、このプリンは本当においしいと思った。
「栗じゃが芋」というじゃがいもの説明については上記のウェブをどうぞ。
そのいもを使ったというプリン、ぽくぽく・ほろほろとした素朴な食感があって、甘さはあっさりめ。近頃の高いプリンなんかにありがちな“押し付けがましい卵感”がないという意外さもよかった。
ほんとに、食べ終わるのがもったいないおいしさ。
知床に行ったら、またぜひ食べたいに行きたい。
とりあえず夏休みが終わったので報告。
知床半島へ行って、羅臼岳に登ってきた。
これで屋久島、白神山地に続いて、国内の(現時点での)世界自然遺産はコンプリート! それはまぁいいとして。
羅臼岳は知床半島では一番高いとはいえ1,600mほどの山。が、緯度の関係で関東だと3,000m級の山と同じ気候の厳しさがあると本にはあったので、きちんと準備していった。で、地元の人が「最近の天気はいつもの年の10月と同じぐらい寒い、変な気候」と言っていたほどで、途中からインナーのダウンジャケットを着込んだりしてもまだやや寒さを感じるほどだった。
余談だけど、去年のGWに行った屋久島の民宿のおばちゃんも「こんなに寒い5月は記憶にない。おかしな天気」と言っていた。こういう変な天気の情報を日本中から集めると大変なことになるんじゃないか。やっぱり地球はどんどんおかしくなってるんじゃないだろうか、と思う。
羅臼岳の話。
途中まではなだらかな道もあり、こりゃ「長いだけで楽そうだな」と思ったがとんでもなかった。結果的に今までで一番ツラい山歩きとなった(こないだの八合目宿泊の富士山登頂なんかより、もちろんずっっっとキツい)。
雪渓がまったく残っていなかった大沢は、傾斜はキツいがスケールが大きく好ましい雰囲気だったし、霧に包まれた羅臼平も気持ちよかったが、そこから頂上までのたった2kmが長い。
ハイマツなどが低く茂る狭い道を抜けると、急なガレ場が待っていた。人の体ほどもある大きな岩石が積み重なる中を怖さにビビりながら上へ上へと平らなところをめざすと、そこも岩石が積み重なっているだけなのだ。
おそらく8畳ぐらいしかない山頂からは、晴れた日には見渡せるという国後・択捉島や硫黄山などの知床連峰はまったく見えず、霧に覆われて20m下も見えないぐらい。
そのときは山頂に立ったという達成感でなく、同じルートをまた下らなきゃないこともあり(急峻なルートほど下りの方が怖い)、「これは違うよ…」という殺伐とした思いだった。
羅臼岳の大沢や羅臼平は素晴らしいけど、山頂はよほど天気がいい日でなければ目指すべきじゃなかったのかもしれない。とはいえ、知床なんてなかなか来られないしな。うーん。
奥多摩の棒ノ折山のような、過程はキツくても山頂がすばらしい山が恋しくなったな。秋になったらまた登ろうっと。
羅臼岳の登山道は全体によく整備されていて、途中でエゾシカ、岩清水では可愛いシマリス、登山道を横切っていった謎の小動物、山頂ではなんと小さなネズミが訪れてくれたりした(たぶん山頂で弁当を広げる人が餌付けしたからだろうけど)。こんなに沢山の動物たちに、東京の山で会えることはない。あ、熊鈴をじゃらじゃら鳴らし、7月に遭遇事件が何度もあったという大沢のあたりでは音楽まで鳴らして歩いたせいかヒグマには会わないで済んだ。
少し登っただけで見かけることができる高山の可憐な花たちにも励まされた。
北海道の自然はいいなぁ。
沖縄もいいけど、やっぱこれからは北海道だ! またきっと行くつもり。
デビューしました。顔のアップです。
Before - Quick fix on Flickr - Photo Sharing!
http://www.flickr.com/photos/jetalone/46334193/
↓
Poynter Online - E-Media Tidbits
http://poynter.org/column.asp?id=31&aid=148670
Amazon.co.jp: 思考するカンパニー―欲望の大量生産から利他的モデルへ: 熊野 英介
http://www.amazon.co.jp/dp/4344996119
あとでちゃんと感想を書くつもり。
が、50歳の、革新的な環境ソリューション企業を率いる経営者の言葉としてはあまりに含蓄に富みすぎているんじゃないか!? と驚きつつも心揺さぶられたフレーズを書いておく。
「利他の精神という気づきは、利己の追求の先にあった。今は自分の未来と対話したとき、未来の私が語りかける現在への要求は、利他と利己の区別がつかない要求がほとんどだ。」
-
底曳き網漁はよくないよ! 海洋資源を根こそぎ破壊しちゃうから。(ポニョ含む
Flickr Mailであるユーザーから、
「
The Wall Street Journalではマグロ納豆の記事を書く予定だ。
したがって、あなたの持っているマグロ納豆の写真の300dpiなどできるだけハイレゾなデータを以下の場所にアップロードするか、メール添付で送ってほしい。
」
というメールが来た。
メールアドレスは(...)@dowjones.comだった。
彼のFlickr上の写真を見るとMarc JacobsやAnna SuiやArmaniなんかのショーのバックステージの写真があったりして、そんなカメラマン(?)がなんでマグロ納豆の写真を探しているのかと。
コンパクトデジカメで撮ったものだから300dpiの画像なんてないし、高飛車なので返事もしないことにした。B'P
オープニングのカウントダウンの動画。晴海主会場から。
花火はいろんなところから観られるけど、この一体感は会場ならでは。
2016年の東京オリンピックに向けたプロパガンダ花火があったり、各県の職人による手のこんだ大尺玉の解説付き競演があったりと、楽しかった!
今読んでいる「自然産業の世紀」という本の、「FSCの森林認証制度とこれからの林業」という章、脚注から。
「
ここでいう「適切な森林管理」とは法や規制の遵守とともに、森林の持続可能性に配慮した管理を意味する。しかしFSCでは、「持続可能な森林管理を認証」とは表現しない。これは、ISO14021における「持続可能性に関する概念は、きわめて複雑であり、いまだ研究途上にある。現時点では、持続可能性を計測したり、達成を確認する確実な方法がない。したがって、持続可能であると主張してはならない」という要求事項に基づくものである(JIS Q 14021、5、5)
」(63ページ・太字はぼくによるもの)
ほー、なるほどと思った。
ググッてみたところ、ISO14021に上記の記述があるのは、
商品詳細(Q&A 環境商品表示の実務) | 新日本法規出版株式会社 Webショップ
http://www.sn-hoki.co.jp/shop/product/book/detail_4969_8_0.html?hb=1
「
■第3章 環境配慮主張
第1 タイプⅡ環境ラベル(ISO 14021/JIS Q 14021)
1 環境配慮の主張と国際規格の内容
2 タイプⅡ環境ラベル規格の目的
3 すべての環境主張に適用される要求事項
4 シンボルの使用とその他の情報
5 主張の根拠と検証
6 個別の主張項目
Q59 個別企業の環境広告とISO規格
Q60 タイプⅡ環境ラベルの目的と規格の目的
Q61 あいまいな主張の具体例
Q62 具体的な数値を示した上でのあいまいな表現
Q63 「エコ」、「グリーン」等の商品名
Q64 不純物濃度
Q65 「有害成分を含まない」という表現
Q66 「持続可能性」の主張
Q67 主張の実証と検証
Q68 説明文が必要になる場合
Q69 第三者による実証とタイプⅡ環境ラベル
Q70 「実現可能性」の主張
Q71 主張の陳腐化
Q72 生産に関係する主張と主張する地域
Q73 メビウスループ以外のシンボル
」
あたりか。
他にもウェブで見つけた、
タイプII 環境ラベル及び宣言 自己宣言による環境主張
http://homepage2.nifty.com/wa-net77/report72.pdf
の「環境主張に適用される要求事項」の補足説明では、「(2)製品が環境に有益若しくは環境に優しいと大まかにほのめかす環境主張をしてはならない」とか「(5)自己宣言による環境主張は、主張だけでは誤解を招くおそれがある場合、説明文を付けなければならない。予測できるすべての状況において限定条件なしに有効である場合に限り、説明文なしに主張を行ってよい」といった記述がある。へー、ちゃんとしてるんだなぁ、と思った。
ネット上のコンテンツでは、(薬事法や景表法などの縛りがないわけではないけど)、「環境にやさしい」「エコ」といった環境への配慮を謳うキャッチフレーズは、今まさにBuzz(バズ)とも言ってもよく、野放図に、ムード先行で使われまくっているという現状がある。
これ、あまり容認していると、結局はトンデモの跋扈を許すことになり、百害あって一利ないことになるよな。このへん、ちゃんと考えていかないと。そうしないと、環境インパクトを低減したり、新たな循環をつくりだすために知恵を絞り、汗をかいたりしている人たちに本当に申し訳ないと思うんだ。
// しかし疑問なんだけど、ISOとかJISとかってなんでウェブ上で誰でも読める状態にしないんだろ? ぼくの勘違い?


